【ワークショップ】実際に自分取扱説明書を作ってみよう!〜1.導入編〜

ゆるライフ

おはようございます。やまのてです。

今朝は久しぶりに雨が降っています。こういう雨の日というのは気持ちが落ち着いていいです。雨の良いところはうるさすぎないところですね。

さて、私には気分の波があり、テンションが高い時は結構気持ちのいいのやつなのですが、沈み始めるとヘトヘトのだらだら野郎になってしまいます。ひょっとしたら躁鬱病に近いものがあるのかもしれませんが、これは体質なので病名をつけてもらっても仕方ありません。とりあえず「自分には波がある」、ということをちゃんと知っておくことが大切です。ちゃんと「波がある」ということを知っていれば、テンションが高い時にも「ん?ちょっと高すぎないか?」と自分で気づけたり、周りの人からブレーキを掛けてもらうこともできるかもしれません。正直テンション高い時にそうやってブレーキを踏まれても「っちうるせーな」と思うだけかもしれませんが、何回か事故ればそうも言ってられなくなります。

これはすべてのことに言えるのではないかと私は思っていて、言葉にしてあげることで状態を自分の外に持っていくことができ、それによって始めて私たちは(あってるかどうかは別として)具体的な対策が取れるのではないかと思うのです。なんというか、字にすることで受け入れる事ができるようになるというか、存在を容認してあげられると言うか、おばけを可視化するようなイメージでしょうか。とにかく言語化していく。

場合によっては自分の認めたくない部分を吐き出すことになるのでつらい作業でもあるかもしれませんが、一緒に対策も考えてあげれば楽になっていきます。というかあんまり自分を責める必要がなくなってくるんです。例えばですが「人と話すのが苦手」という自分の性質を知って、対策として「人と話さない」とかでもいいんですね。ひとまずこういうセットを作ってしまう。そうすると仕事の電話でうまく話せなかったとしても「そもそも人と話さないことを目標にしているんだから、気にしなくて良い。よく電話でたね俺」と思えると思うんですね。思えませんか? あるいは「俺人と話すのになんで電話に出る仕事してるんだろう、やめよ」と思えるかもしれません。これが良い方に運ぶかどうかは私にはわかりませんが、少なくとも自分を責めない方向に思考が進んでいることがわかりますでしょうか。

このように事実を吐き出して、対策をくっつけてあげると、事実ではなく、対策の方に目が向くのですね。上の例で言えば「人と話すのが苦手」ではなく、「人と話さない」という対策を電話に出た行為とぶつけているわけです。これが言語化し、対策を用意する効能です。

なので、この記事は、自分の性質についての言語化をどんどんしていきましょうという話になります。話と言ってももうほとんど説明は終わっていて、ただ単純に自分の性質とそれについての対応を列挙して上げましょうということですね。そのリストは、つまりあなたです。でもそれがあることで、あなたは「あなたの取り扱い」をスッキリと理解できます。つまり、自分取扱説明書になるわけですね。

何か自分の中ですんなり行かないことが出てきたら、ぜひ自分取扱説明書に追加してあげてください。そうすれば次はすんなり行くはずです。次もすんなり行かなかったから、ひょっとしたら対策に少し修正が必要かもしれません。上の例で言えば『「人と話さない」を目標にしているのに、ついつい人と話しちゃうんだよな』、と凹むのであれば、「嫌いな人とは、知らない人とは話さない」とか、そういう風に自分の気持ちが落ち着く方向に変えてあげてください。さらに「対策がうまく行かないと凹む」と追加してあげて、「対策は柔軟に変えていく」と書いてあげてください。こうすることでこの件に関する自分を許してあげることができます。

私は、ここまでのような「自分の性質に問題があるのではなく、対策に問題がある」であったり、「環境に問題がある」、ということにして自分を責めないという手法を【積極的責任転嫁】として、自分に奨励しています。きっと気楽に生きている人は、奨励せずともこの「積極的責任転嫁」を自然と実践しているのではないでしょうか。良いかどうかはわかりませんが、責任転嫁したほうが楽なことは山ほどあります。例えばアレルギーなんかもそうだと思います。アレルギーを持ってる自分を変えるために様々な取り組みをしたり、薬を飲んだりするよりは、アレルギー物質から離れたほうが良いですよね。職場に嫌いな人がいて蕁麻疹が出る人も、それをアレルギーみたいなものと捉えて、離れてしまうのが良い。自分のアレルギー体質を責めるのではなく、アレルゲンの方を責めるのが健全に生きるコツと言うか、楽に生きる考え方とも言えそうです。人に対して怒れる人というのも、自分は責めずに環境を責めているわけです。逆に言えば人に怒りをぶつけられないというのは、内側に鉾が向いちゃってる可能性がある。別に他人を起こることが大事と言っているのではありません。怒ること自体はとても自然な感情だと思いますし、感じた感情は素直に表現したほうが人間的です。でも内側に向けるだけが正解でもないですよね。「私は怒ると自分を責めてしまう」とか「私は他人に怒りを表現できない」と言葉にしてしまい、自分にしっくりする対策をくっつけてあげましょう。私もやっぱりあんまり怒れないタイプで、しかも怒れない自分についてイライラしたりする性質があるので、「あいつが悪いはずなのに、なんで俺がこんなにモヤモヤしなきゃいけないんだよ!」と悶々としてしまいます。というわけで、私が自分に提案してあげられる対策としては「常にスポンジを用意しておき、ブチブチちぎる」とかですかね。起こりたくなったらブチブチスポンジを切ることを繰り返していけば、周りも「あ、あいつ怒んな」と気づきそうじゃないですか? とそんな気がしたので、これを上げてみました。多分「え、なにやってんですか?」と聞かれると思いますよね? そこがミソです。「ちょっと今怒ってて、気持ちを落ち着かせています。5分ください」と伝えればいいのです。周りの人も「こいつ怒るんだ、そして怒って職場でスポンジをブチブチやっちゃうんだ。ちょっとやばいやつだ・・・」と思ってくれるのではないかと思いました。書きながら俺って天才ではないかと思えてきます。

とまぁ、こんな感じで作業自体もとても楽しいので、どうぞあなたがあなたを責めないための「自分取扱説明書」を作ってみてください。
ちょっと長くなってきたので、続きはまた明日にしたいと思います。明日は自分がどんな感じで作っているのか参考を提示して、皆さんの「自分取扱説明書」作成の参考にしてもらいたいと思っています。

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