【ワークショップ】実際に自分取扱説明書を作ってみよう!〜3.裏面:いいところも集めてみる〜

ゆるライフ

おはようございます。やまのてです。

今朝も外は穏やかな雰囲気です。カラスが鳴いている音の響き方が、秋が深くなった気配を伝えています。今日は風もないので本当に静かで、時々車が通り過ぎる音と、遠くで鳥が鳴く声しかしません。少し寂しい感じもしますが、これから朝日が登ってくると思うと大事にしたい時間だと改めて思えます。今日は少し寝坊してしまいましたので、なおさら大事にしつつ進めていきたいと思います。

さて、昨日までで自分取扱説明書のメインの使い方に関する説明は終わりです。みなさんもう始めてみましたか? ぜひぜひ対策を塗り替えることを楽しんでいただければと思います。まだの人も、気が向いたらぜひやってみてくださいね。なんせ無料ですから。暇つぶしと思ってやってみれば結構楽しい時間を過ごせるのではないかと思います。

今日は、困った性質の逆である「自分のいいところ」を書き留めていくという作業を裏面としてご紹介していきます。

といってもやることは至極単純です。あなたの良い点や好きなことを挙げていきましょう。昨日は困った性質を挙げて、結構うまく挙げれたのではないかと思いますが、ひょっとしたらこっちは少しむずかしいという思う方もいるかも知れません。理由は「こんなの良い点ではない」「誰でもできることだ」という自分のブレーキが働いている可能性があるためです。自分も含めちゃうのは少しどうなのよって感じもありますが、私のような優しい人というのは、ついつい他人と比べて自分を抑えちゃう傾向があるみたいなんですね。これも困った性質に入れたほうが良いかもしれませんね。対策は、とりあえず「かもしれない」をつけて考えてみる、と今考えてみました。結構良いんじゃないかなと思います。で、そう人と比べて自分を抑えちゃうということがあるので、少し思っていることに、とりあえず「かもしれない」をくっつけて、またノートやメモ帳に列挙していきましょう。

例えば私の場合、

・電子機器治すのが結構得意かもしれない
・お金の管理が嫌いじゃないかもしれない
・人の求めていることがわかる
・譲ることができる
・散歩が好き
・一人が好き
・文章を書くのが好き
・文房具が好き
・洗濯物をたたむのが好き
・皿を洗うのが好き
・料理を作るのが好き
・炭酸飲料(無糖)が好き

こんな感じです。困った性質については、いつも「うーんうまくいかんなぁ」と考えていることなので割りとスラスラ出てくるのですが、こっちの好きなこと・得意なことというのは、どうにも出しづらい。恥ずかしいと言うか、なんというか、書いて良いのかなぁという感じを持ちながら書いています。でも、書いてください。これが大事なことです。あなたが思う、あなたの良いところ、素敵なところを、あながた知るための作業なのです。多分誰かを思い浮かべて、比べながら「どうしよう」と考えつつ進めていくことになると思いますが、「迷ったら書く」をルールにして書き出してみましょう。時間はそうですね、10分くらい取りましょうか。では皆さん書いてみてください。

・・・

さぁいかがでしたでしょうか。書けましたか? やっぱり難しい人もいますね。一つも書けてませんというかたいますか。お、流石に一人もいませんね。皆さん素晴らしいです。
では、今書いたリストを眺めながら、かもしれないは消してください。ここに書いたということ言うことは、あなたは少なくとも自分の中でそういう思いがあるわけです。これは伸びしろを確認するリストでもありますので、かもしれないは消してください。というか全ての項目が絶対的なものではありません。日によって嫌いになっちゃう日だって、どうしてもうまく出来ない日だってあるわけです。でもいちいちそれもあるからかもしれないなんて言ってたら全てがあやふやになり、脳みそがつかれます。俺は男かもしれない、俺は人間かもしれない、俺は社会人かもしれない、大丈夫です、今そうなら、そうなのです。昨日や明日違っても、とりあえず今はこうなんです。というリストが今あなたが書き出したリストです。

このリストはどう使うのか。どう使っていただいても結構です。だんだん慣れてくると自分のいいところをどんどん出せる事自体が気持ちよくなってくると思います。それはそれで意味がありますよね。
ただ、とりあえずおすすめの使い方としては、表面の困った性質・対策を書いた自分取扱説明書とセットで持っておいていただけると良いのかなと考えています。例えば何か困ったことが起きた場合、それを表面の方で処理します。一旦これで終わるわけですが、その後裏面にも寄り道をする。そうするとそこには自分のいいところが書いてある。対策を考えてすっきりしたあとで、「あ、俺こういういいところあんじゃん」とさらに頭を切り替えて挙げられるわけですね。しかも大体困ったことの裏側には、自分の良い性質が隠れていることが多いので、もしそこに気づいたらそれも裏面に書き入れてしまいましょう。逆に気持ち良く裏面を眺めている時に「そういえば」とか「でもなぁ」とか困った性質を見つけたら、それは表面にかいて対策を書き入れておきます。と、こんな風に表面と裏面を行ったり来たりすることでだんだんリストが長くなってくるのを楽しむ、というのがおすすめの楽しみ方です。ここまでガッツリやろうとすると、少し面倒な感じもあるかもしれませんので、必ずこれをやらなきゃ!とは思わないでください。ぼちぼちやる、これが大事です。

さて、以上が自分取扱説明書の全貌になります。どうでしょうか。使えそうでしょうか。自分取扱説明書はあくまでも道具です。自分を受け入れるというよく分からないことを、言葉にして紙に落とし込み、自分の処理できるものに変えるための道具。自分はこれでいいんだ、と思えるようになるための道具です。私は自分の頭では、うまく物事を考えることができません。文字にして、初めて分かるという性質があるようなので、必ず書いて整理します。仕事のフローも、必ず自分で書かないと流せません。せっかくマニュアルをもらっても、①から作り直すという作業が必要になったりします。おそらくそれは会社にとっては無駄な時間なのでしょう。「せっかくあるんだから使えよ」とまぁ思うでしょう。でも、自分が「書かなきゃ流れない」と理解しておいて上げれば、そういう会社の理屈に縛られずに自分に合った形でパフォーマンスが発揮できるわけです。私たちは仕事ばっかりじゃなくて、日常を営む必要があり、それらも外部の常識がもたらす縛りに溢れています。そうした窮屈な世界で自分を発揮するためには、やっぱり自分がどういうことが苦手で、でもどうやったらそれは困ったことではなくなり、そしてどういういい面があるのかを知っておくことってのがとても有効な気がしています。

何度も言いますが、別にこの自分取扱説明書でなくてもいいのです。で、もし何かいい方法みたいな物があれば、ぜひコメントで教えてください。
ということで、自分取扱説明書に関する講義は以上で終了とさせていただきます。皆様の今後のますますのご健勝をお祈りいたします。お付き合いいただきありがとうございました。

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